公務員といえば、退職金が出る、福利厚生が手厚いという理由で離職率は低いですよね。
しかし、毎年数人は若手が辞めている状況です。
平成31年度の地方公務員給与実態調査結果によると、全地方公務員2,742,638人のうち、35歳未満の退職者数は61,967人です。
割合だと2%強ですが、人数にすると多いなってかんじですよね。
上の数字には警官や教師なども含まれるので、必ずしも市役所の退職者が多いのかはわかりません。
とりあえず市役所の若手が辞めることについて、思うところを書いてみました。
公務員を辞める理由は?
人間関係

あくまで私の目に見える範囲ですが、市役所では暴力的なパワハラはありません。
しかし閉鎖的な職場なので、合わない人は出てきます。性格のきつい人や仕事を無茶振りしてくる上司は一定数いますので、それが嫌になって辞める人はいます。
年功序列なので、年次が上の人には逆らいにくい雰囲気はあります。
もちろん本人が「あいつが嫌で辞めた」と言うことはありませんが、近くの課で事情を知る人が見れば「あーなるほどね」という感じです。
たいてい異動できれば解決しますが、それが難しいと判断した場合は転職を決めるのでしょう。
子育てのため

家と職場が遠い人が、家の近くで子育てしたいからと辞めていった例があります。
確かに毎日の送り迎えとか大変ですよね。
議会のある月は忙しいので、早く帰りづらかったのかもしれません。
他にやりたいことがあるため
何となく公務員になったけど、ワーホリや勉強など、他にやりたいことができて辞めた人も多いです。
仕事があるとどうしても時間に制約ができるので、思い切って辞めるという判断もありだと思います。
ただ、コロナで公務員人気は高まっているので、やりたいことがうまくいかずにまた公務員になる、というのはよほど優秀でないと厳しいと思います。
次の転職先はどこが多い?

では、辞めて転職する、という人はどこに行く人が多いのでしょうか?
公務員
公務員への転職が圧倒的に多いです。
近隣他市や県庁ですね。(国は聞いたことがない)
規模の大きなところへ転職する傾向がありますね。
市役所の近しい人間関係に疲れたのかもしれません。
もしくは、規模の大きな仕事がしたくなったのかもしれませんね。
逆に市役所の中には、村役場から来た人もいます。
やはり今の職場には不満があるけれど、福利厚生の良さはそのままがいいからまた公務員になるということでしょうかね。
民間企業

少数ですが民間企業へ行く人もいます。
と言っても新たに開拓するというよりは、元々転職で市役所に入庁したが、やっぱり公務員の雰囲気が合わないから元の業界に戻るというパターンです。
民間でバリバリ働いた人ほど、役所の仕事の進め方に疑問を感じるようです。
時間のかかる根回し、書類主義などなど。
家族のためにそのまま働く人が多いですが、民間→市役所→民間の人もいます。
まとめ
以上、市役所の若手職員が辞める理由と次の転職先について書いてみました。
- 人間関係
- 子育て
- 他にやりたいことがあるから
次の転職先としては、公務員が最も多いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。