こんにちは、アラサー公務員のミサギです。師走に入り、気ぜわしくなってまいりました。
仕事が楽だと叩かれがちな公務員ですが、本当に働いていないのでしょうか?
実際のところ、市役所の残業はどれぐらいあるのでしょうか?
私個人の体験と、他部署の平成30年度の実績データを元に見ていきたいと思います。
筆者のここ3年間の残業時間
1年前:130時間
2年前:70時間
3年前:55時間
1年間の数字です。自分でも少ないと思いますw
これらは上司に「残業します」と申請した正式な残業時間なので、定時後に30分~1時間ほど残務処理をした、というのは含まれません。
たとえば5時30分~6時30分の残業は申請をせずにサービス残業をするのが普通(課長に申請をするほどではない、予算がなくなる、という意識を持つため)なので、
1.0(時間/日)×20(日/月)=20(時間/月)=240(時間/年)をプラスすると、実態に近くなると思います。
もちろん、自分の仕事を終えた上で、周りの目を気にしなければ定時で帰ることは可能です!
ただ、「早く帰るなんて仕事熱心じゃないな」と思う上層部は、残念ながらまだいます。
残業が多い部署ランキング
私の働く市役所で、年間の残業時間(平成30年度)が多い部署を調べてみました。
1位 税務課

納得の1位です。
年度の始めが納付書の送付等で最も忙しく、土日出勤も当たり前です。
1年目の新卒女性職員でも、4月は毎日22時頃まで残っています。
税金と個人情報を扱うため間違いが許されず、徴収などの住民対応も多いので精神的にハードな部署です。
2位 保育課

保育所の入所事務や建て替えの計画など、子どもの安全に関わるためこちらも大変な部署です。
キレ気味の保護者が窓口に居座るシーンを見たことがあります。
子育ての分野は市民も議員も関心をもっているので、大変だなと思います。
3位 財政課

例年の予算編成、補正予算、決算、議会への報告など、年間を通して忙しくしています。
夏以外は大体残っていますね。
新しい事業をしたくても、財政課が予算を承認しなければお金が払えないのでできません。だからといって無制限に予算を出せるわけではないので、板挟みが辛いところです。
また、どこも財政難な中で市長が「あの事業に予算をつけろ」と命令すれば、国の補助金から使えるものはないかと調査に四苦八苦。
いろいろと気をもみそうな部署です。
市役所では残業代が出ないこともある
冒頭でも書いたように、市役所の予算は限られているため、あえて残業申請せずに残業をする例が散見されます。
特に細切れの30分~1時間は残業とみなしません。
上司がどこまで把握しているのか不明ですが「そういうものだから」と多数の人が思っていそうです。
まとめ
以上、市役所の残業について書いてみました。
- 税務課
- 保育課
- 財政課
が特に残業多いです。
そして残業申請できずに、お金をもらわずサービス残業することもあります。
私自身はあまり残業しませんが、10年働いていて「楽だな」と感じることもないですね。仕事中はミスが許されないので。
中には、20時や21時まで残っても、遠慮して時間外申請をしない人もいます・・・。
今年度に落ち着いていても、来年度に新事業がくるかもしれません。
本当に、市役所の忙しさは部署、人、年度によります。
何にせよ、市役所の場合、民間企業よりは残業が少ないかもしれません。
国家公務員だと朝帰りは当たり前なので、そこは市役所でよかったなと思います。