こんにちは、ミサギです。
地方公務員の給料とボーナスはどれくらいでしょうか?
すでに多くの記事がありますが、改めて自分で調べてみました。
参考にしたのは平成31年地方公務員給与の実態です。
以下の数字は、全て一般行政職の数字です。
公務員と聞いて思い浮かべる事務職ですね。
一般行政職以外には、消防、技能職、福祉職などがあります。
地方公務員の給与の平均
全地方公共団体の平均
406,201円
都道府県職員の平均
412,987円
市町村職員の平均
403,149円
県の方がやや高いですが、地方公務員の平均給与は約40万円ということになります。
そこから共済組合費(社会保険)や親睦会費(飲み会目的の積立)などが引かれていきます。
職員の平均年齢が42歳前後なので、20代、30代の方はもっともっと安いです(笑)
忙しい部署の人は、残業代で稼いでいますね。
ちなみに国税庁の平成30年分民間給与実態統計調査によると、民間の平均給与は441万円、月額だと36万7500円です。
男性の年収が545万円、女性が293万円と差が大きいのが、男女差のない公務員と異なる点ですね。
非正規で働く女性が多いのが要因と思われるので、単純比較はできませんが。
様々な手当がある

上の平均額には、様々な手当が含まれています。
主なものを紹介します。
扶養手当
配偶者、子供などの扶養親族に支払われる手当です。
団体によりまちまちですが、東京都の場合は子どもが9,000円、それ以外が6,000円です。
地域手当
地域ごとの物価や生活費等の事情を考慮して支給される手当です。
都会は高く、田舎では地域手当自体がないところもあります。
たとえば東京都特別区は給料月額(扶養手当含めて)の20%、愛知県は8.5%が支給されます。
住居手当
賃貸契約をしている人に支給されます。
基本的に16,000円以上の家賃が対象で、最高で28,000円支給されます。
管理職手当
管理職になると、職責が重くなるためもらえる手当です。
しかし代わりに時間外手当、休日出勤時の残業代は出ません。
大阪市の場合は63,000円~14万円支給されます。
管理職でない若手が時間外手当で10万円を超えることもあるので、責任が重い&残業代が出ないって、割に合わないと個人的には思います。
課長代理くらいで仕事をサボる人には最高かもしれませんが・・・。
手当の平均額
全地方公共団体の手当を合計した平均額は88,426円です。
つまり、手当なしの正味の給料は約31万円ということになります。
独身だと扶養手当はないし、そんなに高くはないと思います。
地方公務員のボーナスは?

それでは、ボーナスはいくらなのでしょうか?
平成31年の総務省の調査を参照しました。
6月と12月合わせて、都道府県の平均は170万8470円、市町村の平均は146万6093円です。
こちらも月給と同じく年齢、階級により開きがあります。
まとめ
以上、地方公務員の給料についてみてきました。
月額はそれほどですが、ボーナスが安定してもらえるのは魅力的ですね。
来年以降は、コロナの影響で減収した民間に合わせ、カットされるかもしれませんが・・・。
苦しい世の中なので、仕方のないことです。
どの自治体でも給与や職員数については公開しているので、気になるところがあればぜひ調べてみてください!