こんにちは、アラサー公務員のミサギです。
10年近く市役所で働いてきた中で、市役所が求める人材はこうかな、という本音を書いていきたいと思います。
市役所が求める人材のよくあるフレーズ
まず、よく募集要項に書いてある「求める人物像」は以下のようなものです。
チャレンジ精神がある

公務員だからと言って、言われたことだけをやるのではダメ。
自分で考えて積極的に動ける人がほしい、というわけです。
神戸市、田川市など、いろんな市が「チャレンジ精神」、「自律」を求める人物像に挙げています。
志、熱意がある
市役所の仕事には、理不尽なクレームやどうにもならないことがたくさんあります。
そんなとき、仕事をやりきるには「この街のために働きたい」という原点が支えとなります。
市役所職員の本音は?
では、ここからはすでに市役所で働く職員の本音をお話ししたいと思います。
新しく入ってきてほしい職員はどんな人でしょうか?
コミュニケーションが円滑にとれる

これ、ぶっちぎりの1位だと思います(笑)
採用担当もやはりコミュニケーション能力を重視すると言っていました。
他部署と事業の調整しようにも、こちらの話を否定するだけで話が通じない人がいます。
すぐに「それはうちの仕事じゃない」って言ったり。
公務員に求められるコミュニケーション能力とはプレゼン能力ではなく、やるべきことの意思疎通を図ることができる人。
船橋市は正直だなと思いました(笑)
職員同士のやりとりだけでなく、市民の方に分かりやすく手続きの説明をすることも大切です。
面接だと、質問されたことに的確に答えられるか、が見られていると思います。
最初のうちはとりあえず言うことを聞いてくれる

チャレンジ精神に熱意、もちろん大事です。
しかし自分が新人を指導する立場に立ったとき、市役所の慣習を知らないまま「こうしてはどうか?」と壮大な提案をされても正直困る。
前時代的な根回しとかルールがあるので、まずはそのへんを知った上で無理のない提案をしてくれ、というのが上司の本音ではないでしょうか。
昔ほどじゃないにせよトップダウンの組織なので、革新よりは保守が求められると思います。
と言ってあまりに指示待ちでも困りますし、ほどほどに自主的な人が理想的ですね。
メンタルが強い

公務員にあたりのきつい世の中、何もなくても責めてくる市民がいます。
いちいち罵詈雑言を真に受けず、流していく姿勢が超重要です。
もちろん誰でもメンタルを病む可能性はありますし、病気になったら休めばいい話です。
ただ、悪意のある市民対応のたびに病んでいたら、キリがないですよね。
ある程度の図太さは必要かなと思います。
熊谷市、さらっと「心身ともに健康」とあるのは、そういうことだと思います。
まとめ
以上、市役所が求める人材の本音の部分を書いてみました。
- コミュニケーションが円滑にとれる
- 言うことを聞いてくれつつ、自主性もある
- メンタルが強い
こういう人が来てくれたら大変ありがたいです!
過去記事に、市役所に向いている人についても書いています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。