こんにちは、暑くなりましたね。
さて、公務員のみなさんは給与明細を見て、「組合費高いな!」と思ったことはありませんか?
労働組合(職員組合とも)では、毎月給料に決まった割合をかけた額が差し引かれます。
新人の頃は3,000円くらいでも、役職が上がるごと5,000円、それ以上と増えていきます。
人事系の管理職は除外されるものの、基本的に労働組合はみんな入っています。
というか知らないうちに入らされています!
最初にきちんと説明してから加入書を書いてもらう組合もあるのでしょうが、私のところは給与の振込の書類なんかと一緒に混ざっていた気がします。知らないと気付かないんですよね(汗)
組合費の高さにようやく気づいたとき、辞めたいと思いました。
無事に辞められたので、そもそもの組合メリット・デメリット、そして肝心の辞め方についてお伝えしたいと思います。
労働組合のメリット
組合主催のイベントに参加できる

スポーツ大会や豪華賞品(旅行券など)付のビンゴ大会などに参加できます。
高い組合費を徴収しているからか、ごはん付きのイベントの時はわりとおいしいです。
別の労働組合の会報誌を読んだとき、組合のイベントがきっかけで結婚したという話がありました。
職場内で顔が広くなる
上のイベントに参加したり、組合の雑用係をするうちに、他部署の人とも話をすることが増えると思います。
そうすると、業務でのちょっとした頼み事もしやすくなります。
しかし元々市役所は飲み会が多めなので、組合だけのメリットかと言われればそうでもありません。
お祝い金がもらえる
結婚や出産の祝い金があります。
しかしこれは、組合だけでなく互助会(職員の福利厚生のための団体)でもあると思うので、大きいメリットではないかもしれません。
パワハラなどの相談に乗ってくれるかも

パワハラや職場の環境が悪いとき、組合が相談に乗ってくれるかもしれません。
自分がしたことないので曖昧な書き方ですみません。
人事と交渉するための組合ですから、ときには相談することで有利になる可能性がある?
労働組合のデメリット
金額が高い

私が組合を辞めたときは月4,000円だったので、年4万8000円。たとえば台湾に行ける金額です!!
付き合いのためなら4,000円は安いって思うかもしれませんが、結婚祝いで回収できるわけでもなし、確実にお金を手元に残したいと思いました。
その分イデコに回した方がお金増えますよね。
会議などの付き合い・雑用がある
組合活動にはほぼ参加していないのですが、定期的に会議がありました。
組合活動は業務ではないので、もちろん時間外に行い手当は出ません。
若手に押し付けられることが多いです。
また、組合の選挙のときにはその受付もします。
子供が生まれたのをきっかけに雑用係を辞退する人が多かったです。
組合をやめる(=非組合員)のデメリットは特にない
役所の組合をやめるデメリットは、特にありません。
あえて言うならパワハラの相談窓口が1つ減るということですかね。
給料などの交渉結果は、非組合員にも適用される
公務員のボーナスは人事院勧告によって決まります。
なので組合が人事と交渉しようとしまいと結果はほぼ決まっています。
ボーナスは条例に規定されるので、組合員も非組合員も関係ありません。
つまり、労働組合が交渉の結果何かを勝ち取ろうとも、それはお金を払わない非組合員にも適用されるのです。
労働組合のやめ方

各役所によって違うかもしれませんが、私の経験を元に書いています。
すでに辞めた人に聞いてみる
おそらく数人くらいは労働組合を辞めた人がいるはずです。
少数派なので噂になっているかもしれません(笑)
話せるなら、その人にどうやって辞めたのか流れを聞くのが確実です。
書類を提出
書式がある場合はまずそれを手に入れましょう。
私のところは書式自由だったので、「一身上の都合で脱退します」と日付入りで書いてハンコを押しました。
引き止めに負けない
たぶん組合の誰かから引き止められます(笑)
彼らは上に挙げたようなメリットを力説することでしょう。
しかし、辞めたいという意思を見せ、頭を下げてでも辞めさせてもらいましょう。
だってお金がもったいないから!
まとめ

以上、労働組合についてみてきました。
メリット
- 組合主催のイベントなどを通して顔が広くなる
- お祝い金がもらえる
- 相談に乗ってもらえる
デメリット
- 金額が高い
- 会議などの付き合い・雑用がある
- 給料などの交渉結果は、非組合員にも適用
組合の辞め方
- すでに辞めた人に聞いてみる
- 書類を提出
- 引き止めに負けない
もしあなたが1年目なら遠慮して辞めにくいかもしれませんが、3年、5年たてばある程度物を言えるようになると思います。
もちろん組合活動に納得しているなら辞める必要はありません。
しかし辞めたいと思ったら脱退できるので、自分にはどちらがいいか考えてみてはいかがでしょうか。